【Excel】外部参照リンクが見つからない際の探し方と解決策

本記事では、Excelで外部参照のリンクが見つからない場合の探し方とその解決策をご紹介します。標準機能から外部参照の有無を確認し、セル内の数式や名前付き範囲、マクロの参照など、あらゆるでケースで外部参照を探す方法をご紹介します。

本記事で解決するエラー

このブックには、安全ではない可能性のある外部ソースへのリンクが1つ以上含まれています。
リンクを信頼できる場合、リンクを更新して最新データを取り込みます。信頼できない場合は、データをそのまま手元で処理してかまいません。

コンテンツ

外部参照の有無とそのファイルの確認方法
外部参照を削除または自動的に更新する
外部参照を行っているセルやその他の部分を探す方法
おわりに

外部参照の有無とそのファイルの確認方法

まず、Excelファイル内で下記を確認するための方法をご紹介します。下記の２つの情報を今回ご紹介する方法で特定することができます。

外部参照ファイルがこのエクセルブックに含まれるかどうか
どの外部参照ファイルがこのエクセルブック内で参照されているか

これらは、下記の手順に従って外部参照を探してみてください。

[データ]タブ→[ブックのリンク]をクリック
表示された各ファイルから外部参照の有無と行われているファイル名やリンク元を確認

ここまでが外部参照がブック内に含まれるかを探す方法のご紹介となります。ここで見つけた外部参照について、対処方法に応じた対策をそれぞれご紹介します。クリックすると該当セクションにジャンプします。

外部参照を削除または自動的に更新するように設定する方法 (外部参照の値や中身を確認しない)
外部参照を行っているセルを特定して、確認する (外部参照の値や中身を確認する)

外部参照を削除または自動的に更新する

次に、外部参照が含まれるブック内で、外部参照を削除または自動的に更新されるように設定する方法をご紹介します。

外部参照の削除 (リンクの解除)

Excelの標準機能から、外部参照を行っているブック上で任意の外部参照リンクを解除しその時点の値に置き換える方法をご紹介します。こちらの方法では外部参照がある箇所ごとに、直感的かつ効率的に設定可能です。

[データ]タブ→[ブックのリンク]をクリック
リンクの編集 ダイアログボックスで、解除したいリンクを選択し[リンクの解除] ボタンをクリック
確認ダイアログが表示されたら、[OK] をクリックしてリンクを解除します

こちらの方法ではピボットテーブルなど、一部の外部参照を表示することができません。こちらで全てのリンクを解除したにも関わらず、外部参照がブック内に存在することを示す警告などが表示される場合は個別にリンクを検索し修正することを検討してください。

外部参照の自動更新化・警告の非表示

次に、外部参照が行われているファイル内で、下記のような警告が表示される場合に、更新を自動化し外部参照の警告が表示されないようにする方法をご紹介します。

外部参照の自動更新は下記のステップで実行できます。

Alt → F → TよりExcelのオプション開き、[トラストセンター]タブ→[トランスとセンターの設定]をクリック
[データ接続のセキュリティ設定]及び[ブックリンクのセキュリティ設定]から、すべてのリンク及びデータ接続を有効化します

こちらの方法では、ブック内に不明または無効なリンクが含まれる場合、引き続き警告が表示されてしまうので注意してください。その場合は次のセクションで紹介する方法で、手動で外部参照を探し対処する必要があります。

外部参照を行っているセルやその他の部分を探す方法

先にご紹介したステップから外部参照が行われていることを確認した後、外部参照を行っている部分を特定し、適切な外部参照や値に置き換えるか、必要に応じて削除を行います。ここでは多くの方法を紹介していますが、ほとんどの場合、セルでの外部参照を確認するだけで十分ブック内の外部参照を特定することができます。